本読み記録

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Vol.4 最高の子育てベスト55 by.トレーシー・カチロー

 

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この本を選んだ理由

主人からのいきなりの課題図書

 

概要

妊娠中から未就学児の子育て方法について著者の経験と科学的根拠を下記8つの項目に着目してまとめた本。

“愛情” “語りかけ” “生活習慣” “遊び” “つながり” “しつけ” “動く” “スローダウン”

 

とくに、3~7歳までの育児について詳しく書かれている。

 

学んだ事

・言い方の重要性

・育児に絶対の正解はない

・一緒に楽しむこと

 

対 子供、対 夫においても伝えたい内容以上に伝え方が大事である。

言いたいことよりも、自分の感情を整理した上で相手にどうしてほしいかを伝える、もしくは一緒に考える時間を設けることが重要。

また、なぜ叱るのか、評価したかを伝えることも重要。「人をたたいてはいけません」よりも、「嫌なことがあったんだね。でも、たたかれた人は痛くて悲しい気持ちになるから、相手をたたいてはいけないよね」、「かけっこ1番になってすごいね」よりも、「練習頑張ったから1番になれたんだね!すごいね」など。

 

子供同士でも同じ子はいないし、自分と子供も違う個人である。

そのため、周りと比べる必要はないし、自分の子供時代を参考にするのはいいが、自分が好きなこと、よかれと思ってしたことが必要ではないこともある。

反応を見て、様子を伺って、一緒に成功も失敗もすることが大事である。心配しなくとも、チャンスは1度ではなく、何度も反省してやり直すタイミングがあり、変化を楽しむ。

 

それでもなお、自分の予想に反して結果が生じてしまうとイラっとしたり、感情が高ぶることも必ず発生する。

その時は前述したとおり、自分の感情を整理して、自分のすべき事を考え直してみる。

夫、両親、友人、近所づきあい、クリニックなど、頼れる手は存分に頼るのが子と母と父のためである。

 
感想

まず最初に感じたのは、時系列でまとめてほしいということでした。

私が今ほしい情報は 妊娠中~生後3カ月の間にやるべきことです。

たどたどしくも言葉でのコミュニケーションがとれるようになってからのアドバイスが多く、今読んでもたぶんその頃には記憶の片隅にあるかさえ疑わしいです。

漠然と「こういう子育てがいいのかな」というのは主人と話し合っているのですが、本書でも記述がありましたが、こどものタイプによって効果的なことが異なるので、事前に練った計画が功を奏しないことも当然あります。

そして、私はMyルールに勝手に縛られて一人で落ち込み自滅してきた経験が何度もあるので、先のことをあまり綿密に考えないようにしています。

なので、特に1歳以降についての記述については「へーそういう考え方もあるのか」というスタンスで読み進めておりましたが、途中で「これは今に該当するな」というのが突然やってきて、思考を切り替える必要があり苦労しました。

また、年月が過ぎて本書を読み返した時に、「そういえば、1歳の時にはこれがいいって書いてあるの忘れてた!もう3歳だ!やってあげればよかった」とかになりそうです。

他の方法でもいくらでもリカバリ効くだろうし、今のうちから響いた箇所に付箋貼るなり線引くなりもできますが。

 

しかし、落ち着いて考えてみると、時系列にまとまっていなくてよいかもしれない点もみえてきました。

時系列に沿ってあると、その時々で「あれしなきゃ」「こうしてあげなきゃ」というすべき思考になってしまいそうです。ベスト55の子育て方法をすべてクリアしないといけない脅迫観念も生じるかもしれません。

ところが、本書の書き方であれば、ベスト55のうち素直にいいなと思った箇所しか覚えていないので、おおらかにかまえることができます。不安に感じることがあれば、関連しそうな箇所を読み返してみればいいのです。

 

 

 

子育てに正解はないからこそ不安な時は必ずやってくるそうです。

そんなときのお助け本、事前に知っていたらもしかしたら役に立つかもしれないアドバイス集として活用できそうです。