本読み記録

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Vol.9 小学生までの「男の子」の育て方 by.『PHPのびのび子育て』編集部

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この本を選んだ理由

 初めての子育てに毎日奮闘しています

こどもの成長に備えて、できることや気を付けておくことを事前に学びたいと思い読んでみました

 

概要

 11人の様々な専門家・子育て経験者がそれぞれの分野から子育てメソッドを説いている

主に小学低学年のこどもに対しての事柄が記載されている

 

 

学んだ事

  • こどもと自分は異なる人である
  • 観察と理解する努力の必要性
  • 叱るときは過去を持ち出さない、褒めるときは過程を重視

 「自分はこうされて嫌だった」「これをしてもらって嬉しかった」初めての子育てをする上で自分の経験を振り返り参考にすることは多く、間違いではありません。しかし、それが嬉しい・嫌だと判断するのは親ではなくこども本人です。いろいろとやってみることはよいが、「嬉しいだろう」と押し付けるのではなく、「私は嬉しかったけどこの子はどうかな?」と必ず反応を確認する必要があります。楽しいことや嫌なことは親が決めることではないからです。

こどもは無限の可能性があります。様々なものに触れさせて何かに興味を持ったとき、たくさんの事柄がリンクしあうようにすれば世界が深く広がっていきます。好きなものと関連して色々な物事と関わる機会を与えるようにしましょう。ここで大切なのは、私たち親が興味をもってほしいものと実際にこどもが気になるものは一致しないかもしれないことを知っていることです。そして予想外の物事に興味をもった時、それを受け入れその世界観に寄り添うことです。こどもは独特の世界をもっています。大人が想像もつかない壮大な世界です。そこに飛び込んで本気のごっこ遊びをしてみることはとても大切なことです。

嘘をつく・物を壊すなどいけない事をしてしまったときはその現象のみを叱ることが大切です。「あの時も」「前にも言ったのに」と過去を引き合いにだすと、どんどんとネガティブなイメージが積み重なって自信を喪失してしまいます。叱るときは現象を”注意”してイラッとしてしまった親の”感情”は飲み込みましょう。叱られたこどもは悲しい気持ちになります。謝罪・反省の後はきっちりと空気を切り、抱きしめるなどをしてこどもを肯定しましょう。気持ちの切り替えを繰り返して、感情をコントロールできるようになってきます。

新しいことができた・よいことができたときはその現象ではなく、そこに至る過程を評価しましょう。結果のみを肯定すると、「成果がでなければ意味がない」と新しいことにチャレンジしてみる意欲や自分を認める自信が減少してしまいます。

大切なのは、「自分を肯定すること」「新しいことにチャレンジすること」「感情をコントロールすること」ができるようになることです。そうなれば何に興味をもっても失敗しても、様々な経験を活かせる人物になれるでしょう。そのために私たち親が子供にしてあげられることは、「あるがままを受け入れる」ことだけです。

 

 

感想

 まだ生後6カ月の息子への準備として拝読しました。「小学生までの」とあったので6歳までの子に有益な事が記載されているかと思いきや、小学低学年に該当する事柄がたくさん記載されていたので期待とは異なりましたが、今後の心構えとして読むことができました。

こどもに対してというより、主人とうまくコミュニケーションがとれない時は記載の「ダメな叱り方」「ダメな褒め方」に該当しているなと感じました。

なので、私が今やっている人とのコミュニケーションの取り方は相手の可能性を潰してしまっていることに気づきました。今は息子を注意することもほとんどありませんが、その時のために主人とのやり取りで人との関わり方を練習していきたいと思います。